モノタロウの紙管は軽くていいけど、ダイソーS字フックがゆるいのが難点
テンセグリティの紙パイプをモノタロウの紙管に変えた
と書いたけど、66本の作品を作成中に全体が重くなりすぎることに気がついて、素材を変えてみようと思いました。
もともとはセリアの紙パイプで、2本で100円です。奥さんに言って、ラップの芯を貸してもらい、重さを測ってみました。
セリアの紙パイプ:60g
ラップの芯:40g
2/3の重さであることがわかったので、ラップの芯に変更することにしました。が、入手する方法がわかりません。色々探していたところ、モノタロウで紙管というものを売っていることを見つけました。
1本65円なので、十分安価です。コメント欄に軽めと書いてあったので、期待して予備も含めて70本を買ってみました。
モノタロウの紙管:25g
なんと、25gです。ラップの芯より軽い!
とてもいい素材を見つけることができました。いま作成中の作品はこれに置き換えていきます。
手前から、セリアの紙パイプ、ラップの芯、モノタロウの紙管
ノースフェイスのジオドームテント
バックミンスター・フラー博士の開発したジオデシック構造とテンセグリティ構造を取り入れ、THE NORTH FACEの「DO MORE WITH LESS」の思想を体現した4人用ジオデシックドームテントです。
だそうです。テンセグリティとはちょっと違いますが、テンセグリティを応用して商品化しているのはすごいですね。
動画を見ると組み立てるの大変そうにも見えますが、パズルみたいで楽しいかもしれません。
テンセグリティをつなげる(2)
テンセグリティをつなげる話の続きです。
前回はストローでしたが、テンセグリティで同じことをします。
まずは正20面体に相当する、30本のテンセグリティを作ります。
これを、2個作ります。
そして、つなげる3角形の面を意識しながら、3角形が8個集まるようにつなげます。言葉で説明してもわかりにくいですが、その部分だけを見ると↓こんな風になります。
負の曲率にすれば良いのかもと思いついてやってみたら、なんかできた。ドリームキャッチャーぽいけど最終的にはもっと幾何学的になる予定。 pic.twitter.com/kCErIEFhQT
— Akiya Mizukoshi (@Akiyah) November 28, 2018
↓この時は、正20面体からスタートして、つながる正20面体を作っていきました。
想像していたよりもずっとうまく行った!赤が足りなくなったので今朝はここまで。 pic.twitter.com/SwCIg0arVh
— Akiya Mizukoshi (@Akiyah) November 30, 2018
↓出来上がるとこんな風になります。
8個の3角形が集まる部分はスカスカな印象なので、しっかり形になるのかなと不安もあったのですが、なかなかいい感じに形を保っています。
このつなげかたを応用すれば、正20面体とに限らず、正4面体でも正8面体でも、つなげることができるようになります。なかなか面白いでしょ?
テンセグリティをつなげる(1)
今回は、テンセグリティをつなげる方法を書きます。色々なつなげる方法があると思うのですが、正20面体に似ている30本のテンセグリティをつなげてみます。他の形のテンセグリティでも応用できると思っています。
まずはストローで説明します。
まず、正20面体を作ります。2つ作っておきます。
頂点には、3角形が5個集まっていますね。この段階では曲率が正ということになります。
2つの正20面体を、1つの面の正3角形を共有することで繋げます。ストローの辺しかないのでわかりにくいですが、共有した面は無くして、中がつながったヘチマのような形になります。
注目するのは、繋げた部分の頂点です。元々は頂点に3角形が5個集まっていましたが、(5-1)x2=8個の3角形が集まっている状態です。6個の3角形よりも多いので、これは曲率が負ということになります。
2つの正20面体をつなげることで、繋がっている部分の曲率は負になるということですね。実際、曲率が負の図形っぽく、くびれていますよね。
続きはまた明日。
フロリダのディズニーワールドのSpaceship Earth (Epcot)はジオデシック・スフィア
一度は行ってみたいジオデシック・スフィアです。ジオデシック・ドームは多いけど、ジオデシック・スフィアはなかなか無いですね。
それもディズニーワールドの中ですからね。色々楽しそうです。
ダヴィンチ・ドームとテンセグリティタイプBとFabLab Kannnaiさんの球体
先日のエントリーで書いた「新型ジオデシックドーム」ですが、ダヴィンチ・ドームと名づけられているようです。
30本のテンセグリティをタイプBで作成するとこの形に近くなるのですが、90本のテンセグリティのほうが一致する形なのだと思います。(テンセグリティの方はドームじゃなくて球なのですが。)
ダヴィンチ・ドームと呼ぶとは知りませんでした。
そしてもう1つ。
FabLab KannnaiさんがFacebookで公開している写真ですが、これはおそらく30本のテンセグリティのタイプBに相当する形なのだと思います。上で言われているダヴィンチ・ドームの本数が少ないバージョンですね。(これもドームじゃなくて球ですが。)
ダヴィンチ・ドームは少し曲がる素材なのだと思いますが、FabLab Kannnaiさんのものは最初から丸い形に切った素材を組み合わせているようです。
この設計を思いついたのか、それともダヴィンチ・ドームを知って応用したのか、わかりません。私にとっては謎です。誰か知っている方がいたら教えてください。