LLNYでYouTube英語動画の日英字幕を同時に見られる!
YouTubeの英語動画を見るときに、YouTubeの機能で自動生成の英語字幕をつけることはできるし、さらに自動翻訳した日本語の字幕をつけることもできます。でも、どちらかを選ぶことになるので、日本語と英語の字幕を同時に見ることはできません。
それができるようになるのが、LLNY(Language Learning with Netflix & YouTube)というChromeの拡張機能です。
英単語にマウスを合わせると日本語の意味を表示してくれるし、クリックすると発音してくれます。マウスオーバー中は動画を止めてくれるのも便利です。
実は以前はLanguage Learning with Youtube BETAというものを使っていたのですが、YouTubeの仕様変更の影響か、使えなくなっちゃっていたのですよね。ほぼ同じ機能(そしてほぼ同じ名前)のLanguage Learning with Netflix & YouTubeを最近見つけたので、こっちに乗り換えました。とても便利なので助かっています。
クリアファイルをカットして2変量正規分布を作ってみた
クリアファイルをカッティングプロッターで工作したのでメモしておきます。
まずは設計図を書きます。最近はcodepen上でJavaScriptで計算してsvgとして設計を作ることにしています。xかyを固定した曲線(に幅をつけたもの)をたくさん描いて、スリットを上下に交互につけて噛み合って固定されるようにしています。
正規分布みたいな、数式で計算する必要がある曲線を書くには、JavaScriptのようなプログラミング言語を使うのがいいですね。厳密には、曲線ではなくて細かい折れ線で書いています。
See the Pen surface papers by mizukoshi akiya (@akiyah) on CodePen.
スリットは、理論上は幅の1/2でぴったりなのですが、1/2で作るとキツキツになってしまって全体が歪んでしまったので、幅の(1/2+1/20)の長さのスリットにしています。このスリットのゆとりがありすぎても形を保てなくなってしまうので良くなくて、ちょうどいい深さを探すのが試行錯誤で大変でした。
下の画像のようなsvgファイルが出来上がります。
この設計図をカッティングプロッターに入れて切ります。私はブラザーのスキャンカットCM300というカッティングプロッターを使っていますので、CanvasWorkspaceという無料のWebサービスにsvgファイルをインポートします。できるだけスキマを詰めて近づけて、一回でまとめてカットできるようにします。そのあとカッティングプロッター用のファイルをダウンロードして、USB経由でカッティングプロッターに送っています。
カットして組み上げて、完成したものはこちら。2変量正規分布です。たまたまですが、斜めにすることで相関係数を変化させることができる機能もついちゃいました。
グニャグニャしてなかなか面白いものが出来上がりました。もうちょっと大きいものも作ってみたくなりました。
ジョイント(かみ合わせ)の研究
PP(ポリプロピレン)のクリアファイルをカッティングプロッターで切って工作をすることが最近の楽しみなのですが、ジョイント(かみ合わせ)をどうするかが課題の一つで、いろいろ試していました。後々自分でも参照するかもしれないので過去の作品を思い出しながらメモっておきます。
ジョイントをどうするかと言っても、まず作ってみる時はジョイント無しで作ってテープで止めたりするんですけどね。せっかくカッティングプロッターで計算通りに出力したのに、テープを手で貼るのはちょっとうれしくないのと、テープで固定しているのがわかるのはちょっとかっこ悪いから、最終的にはできればかみ合わせるだけで形にしたいのですよね。
参考にしたのはペーパークラフト講座 基本篇 第8回 かみ合わせです。用途によっていろいろなジョイント(かみ合わせ)を使うことができると知ったので、参考にしながら、できるだけシンプルなものを使いたくて、考えながら色々試してみました。
(1)左右からひっかけるジョイント
ジョイントの研究のために、わかりやすいサイコロを素材にしています。このジョイントは左右から引っ掛けるだけですね。これでもある程度いけるかと思ったのですが、やってみるとずれるし、仮止め程度の働きしかしませんね。
ちなみにGeoGebra 幾何で作った図形をSVGで出力してCanvasWorkspace(カッティングプロッター用のツール)で表示しています。
(2)差し込むだけのジョイント
次は、穴を開けて差し込むジョイントです。これは、単純ですが、ぱちっと刺さってなかなか良い感じでくっつきます。力がかかると外れちゃうのと、差し込むのが意外と難しいのが難点です。
(3)台形の差し込むジョイント
差し込む部分を台形にして、穴の方もちょっと曲げてみました。なかなか悪くないジョイントです。ただ、力をかけるとジョイントが少しずれるし、外れることもありました。
(4)T字のジョイント
これは結構よかったです。穴は広げやすいし、くっつけるとピタッとハマるし、ずれないし。差し込む部分に折り目をつけて、差し込みやすく外れにくい工夫もしました。
ジョイント部分がやや複雑で、設計が少し難しいこと、ジョイント部分が目立ってしまうことが今後の改善ポイントかなと思います。
この設計図はサイコロ(立方体)ではなく、菱形三十面体(の一部)ですね。
ひとまずは最後の(4)のT字のジョイントが自分の中では一番しっくりしています。今ちょうど作成中の作品は、まだジョイントをつけていなかったのですが、T字ジョイントを使ってみようと思っています。
ペットボトルに水素を入れて置いておいたらクシャクシャになった
ウチの子が5か月ほど前にペットボトルに電気分解法で水素をためて栓をしておいたら、少しずつへこんでついにぺったんこになってしまった。PET樹脂を通して水素が抜ける一方で、中に空気(窒素や酸素)は入り込めず、圧力差でへこんだ、という理解で合ってる? pic.twitter.com/hVB7DN2FhA
— So ISHIDA (@soishida) 2020年10月8日
多分それで合ってますが,その仮説を立証する実験をさらに。薄い軽量ボトルで速くするとか,異なる温度で比較するとか,二酸化炭素も高分子中の拡散が速いからやってみるとか,外から侵入して容器が膨らむ仕掛けとか面白いじゃね?とか。実験には缶入りの水素を使うとお手軽ですね。
— こなみひでお (@konamih) 2020年10月8日
このツイートを見て、自分でもやってみたくなりました。
水素を作るのはちょっと大変そうだったので、アマゾンで購入しました。 ペットボトルを洗面器の水に沈めて、ストロー経由で水素を入れました。
水素を入れたペッボトルがへこんできた! pic.twitter.com/s4iHQhybRt
— Akiya Mizukoshi (@Akiyah) 2020年10月16日
10/13に実験を開始して、10/16には↑ちょっとへこんできました。
水素入れたペットボトルがここまでへこんだ。水素ダイエットか。 pic.twitter.com/j8ZswJE9is
— Akiya Mizukoshi (@Akiyah) 2020年10月25日
形が歪んできて、普通には立たなくなってきたのでフタを下にして逆立ちさせました。
10/13から水素を入れたペットボトルがここまで小さくなりました。 pic.twitter.com/iCc01xeBHT
— Akiya Mizukoshi (@Akiyah) 2020年11月7日
どんどん小さくなってきます。
↑11/20
↑12/4
もう、限界くらいまで小さくなりました。元のツイートに比べて、柔らかそうなペットボトルを選んだからか、縦に潰れましたね。
ペットボトルの水素が外に出て、一方で空気はペットボトルには入らないのですね。
Maker Faire Tokyo 2020に出展しました
Maker Faire Tokyo 2020に出展しました。
↓ 出展前の作品紹介エントリー。
↓ベランダラボの紹介ページ
ベランダラボ | Maker Faire Tokyo 2020 | Make: Japan
テンセグリティや糸掛曼荼羅は去年展示したものです。今年の新作は3x4、5x6、3x10などです。
それと、テンセグリティの新作として、最近流行の2つの物が上下でつながるタイプを作ってみました。DAISOのゾウさんジョーロです。
ゾウさんは見にきた子供たちに注目されて、よかったです!
交通事故統計月報(令和2年6月末)の英語版が間違いの修正で迷走中
7月の末に、交通事故統計月報の令和2年6月版が出たのでダウンロードして眺めていました。今回は英語版もダウンロードしたのですが、なんと間違いを見つけてしまいました。
政府統計に間違いを見つけてしまった!
— Akiya Mizukoshi (@Akiyah) 2020年7月29日
交通事故統計月報(令和2年6月末)の英語版の "2-5
Trends in fatalities by age group and road user type" は列がずれている。日本語版と比べるとわかる。
どこに連絡すればいいのだろう。https://t.co/jXgXNRsnvo pic.twitter.com/eQPQQHZuJp
日本語版の"表2-5 年齢層別・状態別死者数の推移"
まずは日本語版を見てみます。
これはみたところ特に怪しくないので、正しいという前提で、次に英語版を見てみます。
英語版(7/29ダウンロード)の"2-5 Trends in fatalities by age group and road user type"
7/29にダウンロードした英語版です。
とりあえず、日本語版とは数値が違いますね。日本語版の2010年の列が英語版だと2011年に書かれているようです。どうも列がずれているようですね。右の方の『増減数(Change)』『増減率(Percentage change)』『構成率(Component ratio)』『指数(Index)』などもずれていて英語版は値が明らかにおかしいです。
間違えたまま使う人がいると困ると思って、指摘しようと思いましたが、適切な窓口がよくわからず、御意見箱というところに書いておきました。
御意見箱に書きましたhttps://t.co/6rGDYweT0h
— Akiya Mizukoshi (@Akiyah) 2020年7月29日
英語版(8/1ダウンロード)の"2-5 Trends in fatalities by age group and road user type"
数日経って今日(8/1)、もしかして直っているかなーと思って英語版をダウンロードしてみました。
で、開いてみるとこんなダイアログが表示されました。
あれ、こんなの前は出なかったのに。。。『更新しない』にして、開いてみました。
あ、日本語版と同じ値になっている、直ったんだ、と安心したのですが、よーくみてみると、
なんと!別ファイルへのリンクが残ったままになっている!(さっきのダイアログはこれか。)
あわてて修正して、公開の手順を間違えたのでしょうか。。。
別ファイルへのリンクにはなっているけど、そのファイルがないから、特に実害はないのですがね。。。でも公的な公開情報なので正しい状態にしてもらいたいものです。
あと、修正したのであれば『公開(更新)日(Update date)』を変えておいて欲しいです。何も言わずに変更すると、変更前にダウンロードしたものも正しいファイルだと思い込んじゃうし。
情報公開してくれるのはとても助かるので、今後もどうぞよろしくお願いします。
2020/8/11追記
2020/8/3にもう一度御意見箱に書いて、2020/8/5にあらためて確認したら、別ファイルへのリンクは消えていて、(おそらく)正しい姿になっていました。よかった。ただ、今回も『公開(更新)日(Update date)』が変わっていないですね。
2020/8/13追記
警察庁広報室からメールが来ていました。御意見箱に書いた指摘に対して修正したということでした。ご連絡ありがとうございます!
警察庁の交通事故統計(の都道府県別交通事故発生状況)をtsvファイルにまとめて公開した
警察庁が交通事故統計を公開していて、交通事故の動向を調べる時にとても参考にしています。特に私は都道府県別の表をみています。
公開してくれているのはとても助かるし、(pdfファイルだけではなくて)エクセルファイルで公開されているので再利用も可能です。
ただ、例えば交通事故統計月報を参照して月毎の変化を見ようとすると、複数のエクセルの表をまとめて月を軸にした表を作り直す必要があって、もっといい形式で公開してくれたらなーと思っていました。
ふと警察庁の利用規約をみると『数値データ、簡単な表・グラフ等は著作権の対象ではありませんので、これらについては本利用ルールの適用はなく、自由に利用できます。』と書いてあるので、自分でまとめてから公開したらいいのかなと思って、やってみました。
数年分の月別の都道府県別の交通事故統計を一つのtsvファイルにまとめて公開しています。警察庁のページからダウンロードして簡単に更新する機能も作っています(まだリファクタリング中)。
そして、簡易的にグラフを表示するページも作っておきました。
機械的に集計するだけで、簡単だろうと甘くみていたのですが、いざやってみるとフォーマットが違う月があったり、欠けている情報があったり、いろいろ大変でした。この苦労はまた別のエントリーで書こうかなと思います。
官庁の公開している情報だけど、ちょっと使いにくいというのは他にもあると思うんですよね。こういうのを加工して公開するのも世の中に価値を届ける”知”の1つかなと考えて、今後も別の統計情報にも広げていこうと思っています。