ジョイント(かみ合わせ)の研究
PP(ポリプロピレン)のクリアファイルをカッティングプロッターで切って工作をすることが最近の楽しみなのですが、ジョイント(かみ合わせ)をどうするかが課題の一つで、いろいろ試していました。後々自分でも参照するかもしれないので過去の作品を思い出しながらメモっておきます。
ジョイントをどうするかと言っても、まず作ってみる時はジョイント無しで作ってテープで止めたりするんですけどね。せっかくカッティングプロッターで計算通りに出力したのに、テープを手で貼るのはちょっとうれしくないのと、テープで固定しているのがわかるのはちょっとかっこ悪いから、最終的にはできればかみ合わせるだけで形にしたいのですよね。
参考にしたのはペーパークラフト講座 基本篇 第8回 かみ合わせです。用途によっていろいろなジョイント(かみ合わせ)を使うことができると知ったので、参考にしながら、できるだけシンプルなものを使いたくて、考えながら色々試してみました。
(1)左右からひっかけるジョイント
ジョイントの研究のために、わかりやすいサイコロを素材にしています。このジョイントは左右から引っ掛けるだけですね。これでもある程度いけるかと思ったのですが、やってみるとずれるし、仮止め程度の働きしかしませんね。
ちなみにGeoGebra 幾何で作った図形をSVGで出力してCanvasWorkspace(カッティングプロッター用のツール)で表示しています。
(2)差し込むだけのジョイント
次は、穴を開けて差し込むジョイントです。これは、単純ですが、ぱちっと刺さってなかなか良い感じでくっつきます。力がかかると外れちゃうのと、差し込むのが意外と難しいのが難点です。
(3)台形の差し込むジョイント
差し込む部分を台形にして、穴の方もちょっと曲げてみました。なかなか悪くないジョイントです。ただ、力をかけるとジョイントが少しずれるし、外れることもありました。
(4)T字のジョイント
これは結構よかったです。穴は広げやすいし、くっつけるとピタッとハマるし、ずれないし。差し込む部分に折り目をつけて、差し込みやすく外れにくい工夫もしました。
ジョイント部分がやや複雑で、設計が少し難しいこと、ジョイント部分が目立ってしまうことが今後の改善ポイントかなと思います。
この設計図はサイコロ(立方体)ではなく、菱形三十面体(の一部)ですね。
ひとまずは最後の(4)のT字のジョイントが自分の中では一番しっくりしています。今ちょうど作成中の作品は、まだジョイントをつけていなかったのですが、T字ジョイントを使ってみようと思っています。