クリアファイルをカットして2変量正規分布を作ってみた

クリアファイルをカッティングプロッターで工作したのでメモしておきます。

 

まずは設計図を書きます。最近はcodepen上でJavaScriptで計算してsvgとして設計を作ることにしています。xかyを固定した曲線(に幅をつけたもの)をたくさん描いて、スリットを上下に交互につけて噛み合って固定されるようにしています。

正規分布みたいな、数式で計算する必要がある曲線を書くには、JavaScriptのようなプログラミング言語を使うのがいいですね。厳密には、曲線ではなくて細かい折れ線で書いています。

See the Pen surface papers by mizukoshi akiya (@akiyah) on CodePen.

 

スリットは、理論上は幅の1/2でぴったりなのですが、1/2で作るとキツキツになってしまって全体が歪んでしまったので、幅の(1/2+1/20)の長さのスリットにしています。このスリットのゆとりがありすぎても形を保てなくなってしまうので良くなくて、ちょうどいい深さを探すのが試行錯誤で大変でした。

下の画像のようなsvgファイルが出来上がります。

f:id:Akiyah:20210817174553p:plain


この設計図をカッティングプロッターに入れて切ります。私はブラザーのスキャンカットCM300というカッティングプロッターを使っていますので、CanvasWorkspaceという無料のWebサービスsvgファイルをインポートします。できるだけスキマを詰めて近づけて、一回でまとめてカットできるようにします。そのあとカッティングプロッター用のファイルをダウンロードして、USB経由でカッティングプロッターに送っています。

 

カットして組み上げて、完成したものはこちら。2変量正規分布です。たまたまですが、斜めにすることで相関係数を変化させることができる機能もついちゃいました。

 

グニャグニャしてなかなか面白いものが出来上がりました。もうちょっと大きいものも作ってみたくなりました。