Maker Faire Tokyo 2020に出展しました
Maker Faire Tokyo 2020に出展しました。
↓ 出展前の作品紹介エントリー。
↓ベランダラボの紹介ページ
ベランダラボ | Maker Faire Tokyo 2020 | Make: Japan
テンセグリティや糸掛曼荼羅は去年展示したものです。今年の新作は3x4、5x6、3x10などです。
それと、テンセグリティの新作として、最近流行の2つの物が上下でつながるタイプを作ってみました。DAISOのゾウさんジョーロです。
ゾウさんは見にきた子供たちに注目されて、よかったです!
交通事故統計月報(令和2年6月末)の英語版が間違いの修正で迷走中
7月の末に、交通事故統計月報の令和2年6月版が出たのでダウンロードして眺めていました。今回は英語版もダウンロードしたのですが、なんと間違いを見つけてしまいました。
政府統計に間違いを見つけてしまった!
— Akiya Mizukoshi (@Akiyah) 2020年7月29日
交通事故統計月報(令和2年6月末)の英語版の "2-5
Trends in fatalities by age group and road user type" は列がずれている。日本語版と比べるとわかる。
どこに連絡すればいいのだろう。https://t.co/jXgXNRsnvo pic.twitter.com/eQPQQHZuJp
日本語版の"表2-5 年齢層別・状態別死者数の推移"
まずは日本語版を見てみます。
これはみたところ特に怪しくないので、正しいという前提で、次に英語版を見てみます。
英語版(7/29ダウンロード)の"2-5 Trends in fatalities by age group and road user type"
7/29にダウンロードした英語版です。
とりあえず、日本語版とは数値が違いますね。日本語版の2010年の列が英語版だと2011年に書かれているようです。どうも列がずれているようですね。右の方の『増減数(Change)』『増減率(Percentage change)』『構成率(Component ratio)』『指数(Index)』などもずれていて英語版は値が明らかにおかしいです。
間違えたまま使う人がいると困ると思って、指摘しようと思いましたが、適切な窓口がよくわからず、御意見箱というところに書いておきました。
御意見箱に書きましたhttps://t.co/6rGDYweT0h
— Akiya Mizukoshi (@Akiyah) 2020年7月29日
英語版(8/1ダウンロード)の"2-5 Trends in fatalities by age group and road user type"
数日経って今日(8/1)、もしかして直っているかなーと思って英語版をダウンロードしてみました。
で、開いてみるとこんなダイアログが表示されました。
あれ、こんなの前は出なかったのに。。。『更新しない』にして、開いてみました。
あ、日本語版と同じ値になっている、直ったんだ、と安心したのですが、よーくみてみると、
なんと!別ファイルへのリンクが残ったままになっている!(さっきのダイアログはこれか。)
あわてて修正して、公開の手順を間違えたのでしょうか。。。
別ファイルへのリンクにはなっているけど、そのファイルがないから、特に実害はないのですがね。。。でも公的な公開情報なので正しい状態にしてもらいたいものです。
あと、修正したのであれば『公開(更新)日(Update date)』を変えておいて欲しいです。何も言わずに変更すると、変更前にダウンロードしたものも正しいファイルだと思い込んじゃうし。
情報公開してくれるのはとても助かるので、今後もどうぞよろしくお願いします。
2020/8/11追記
2020/8/3にもう一度御意見箱に書いて、2020/8/5にあらためて確認したら、別ファイルへのリンクは消えていて、(おそらく)正しい姿になっていました。よかった。ただ、今回も『公開(更新)日(Update date)』が変わっていないですね。
2020/8/13追記
警察庁広報室からメールが来ていました。御意見箱に書いた指摘に対して修正したということでした。ご連絡ありがとうございます!
警察庁の交通事故統計(の都道府県別交通事故発生状況)をtsvファイルにまとめて公開した
警察庁が交通事故統計を公開していて、交通事故の動向を調べる時にとても参考にしています。特に私は都道府県別の表をみています。
公開してくれているのはとても助かるし、(pdfファイルだけではなくて)エクセルファイルで公開されているので再利用も可能です。
ただ、例えば交通事故統計月報を参照して月毎の変化を見ようとすると、複数のエクセルの表をまとめて月を軸にした表を作り直す必要があって、もっといい形式で公開してくれたらなーと思っていました。
ふと警察庁の利用規約をみると『数値データ、簡単な表・グラフ等は著作権の対象ではありませんので、これらについては本利用ルールの適用はなく、自由に利用できます。』と書いてあるので、自分でまとめてから公開したらいいのかなと思って、やってみました。
数年分の月別の都道府県別の交通事故統計を一つのtsvファイルにまとめて公開しています。警察庁のページからダウンロードして簡単に更新する機能も作っています(まだリファクタリング中)。
そして、簡易的にグラフを表示するページも作っておきました。
機械的に集計するだけで、簡単だろうと甘くみていたのですが、いざやってみるとフォーマットが違う月があったり、欠けている情報があったり、いろいろ大変でした。この苦労はまた別のエントリーで書こうかなと思います。
官庁の公開している情報だけど、ちょっと使いにくいというのは他にもあると思うんですよね。こういうのを加工して公開するのも世の中に価値を届ける”知”の1つかなと考えて、今後も別の統計情報にも広げていこうと思っています。
4月の交通事故発生数は前年に比べて64%ほどになった
4月の交通事故発生状況が公開されていたので、過去の物もダウンロードしてグラフにしてみました。
例えば4月なら e-Statの都道府県別交通事故発生状況(月中) からダウンロードしています。2019年1月〜2020年4月をダウンロードして、前年との差も書いてあるので2018年の値もグラフにできました。(月毎にファイルが分かれているのでまとめるの結構大変でしたよ。。。まとめてダウンロードする機能があったのでそこは感謝です。DBに入れておいてSQLで取り出せるようにして欲しいな。)
まずは全国のグラフです。
発生件数に注目してみます。2020年4月はグッと下がっていることがわかります。そもそも毎年改善している数値なのに、さらに下がっているのがすごいですね。去年に比べたら64%ほどですね。2020年3月と比べても75%ほどになっています。
緊急事態宣言の影響なのでしょうね。みんなが力を合わせれば交通事故は減らせるんだ!とちょっと希望を感じました。ただ、逆にいうと、単純にみんなが力を合わせても交通事故を減らすのはこの程度が限界なのかな、と残念でもあります。自動運転などの別の改善にも期待したいところです。
さて、東京に限定してみるともっと減少率が大きいです。
死者数が発生件数に比べると減っていないことが気になりますね。東京に関しては去年よりも増えています。まあ発生件数に比べて死者数は数が少ないので、ばらつきが比較的大きくなって影響が見えづらいのかもしれません。
MFKyoto2020 作品発表 「並行な棒の組が互いに対象に交差する立体 3x4、5x6、3x10」
MFKyoto2020の作品発表です。
「並行な棒の組が互いに対象に交差する立体」です。「クラフト」カテゴリーかな。
3x4
3本の並行な棒の4組が互いに対称に交差する立体
太めのアイス棒製
アイス棒に囲まれた部分は菱形十二面体になっています。
5x6
5本の並行な棒の6組が互いに対称に交差する立体
アイス棒製
5x6
5本の並行な棒の6組が互いに対称に交差する立体
太めのアイス棒製
アイス棒に囲まれた部分は菱形三十面体になっています。
5x6
5本の並行な棒の6組が互いに対称に交差する立体
30cm定規製
透明なもので作りたくて、わざわざアクリルの30cm定規を買って作りました。 透明なせいで写真だとよくわからないのが残念です。。。
3x10
3本の並行な棒の10組が互いに対称に交差する立体
竹箸製
30本で、5x6以外の形も作れるのではないかと思って、研究して最近できるようになった形です。中の空洞は、どうやら二十・十二面体らしいです。
これらを私は3x4、5x6などと呼んでいますが、KOSTICKS というページで紹介されているTetraxis Star、Six-Axis Starと呼ばれているものに近いようです。
前回のエントリー。コンピューター上で再現しているので、詳しく見たい方はどうぞ。
5x6=30本の棒が互いに対称に交差する立体
5x6=30本の棒が互いに対称に交差する立体、をストローで作成しました。
自分の中では5x6と呼んでいます。
最初は細い竹串で作って、次に竹箸で作って、少しわかってきたのでカラフルなストローで作ってみました。
ストローは、曲がっちゃうので、輪ゴムの強さを調整するのが大変でした。最終的には各5角形に1つの輪ゴムではなく、各5角形の辺毎にNo.16の輪ゴムを使って、ゆるめに固定しました。
写真で見せるだけだと理解しにくいと思ったので、コンピューター上で再現してみました。
See the Pen babylon 5x6 v2 by mizukoshi akiya (@akiyah) on CodePen.
これが、5x6の設計図ですね。作成手順は、、、表現するのが難しいので、また後日にします。
ついでですが、2x3と3x4もコンピューター上に作ったので貼っておきます。これをみた方が、5x6が何者かを理解できるのかも。
2x3
See the Pen babylon 2x3 by mizukoshi akiya (@akiyah) on CodePen.
3x4
See the Pen babylon 3x4 by mizukoshi akiya (@akiyah) on CodePen.
Babylon.jsで簡単に3D空間のドラッグ&ドロップ(改善版)
前回の記事の改善版です。
前回、『このPointerDragBehaviorを使ったドラッグ&ドロップは、ちょっと甘いところがあるんですよね。物理エンジンとあわせて使うことをあんまり意識していないのだと思うのですが、変な動きすることがあります。』と書いたのですが、この点を改良してみました。
ベースはPointerDragBehaviorに乗っかりますが、
pointerDragBehavior.moveAttached = false;
として、PointerDragBehaviorの振る舞いは止めています。その上でpointerDragBehaviorのonDragStartObservable、onDragObservable、onDragEndObservableに動作を加えています。
ドラッグスタート時にマウス(とカメラを結んだ光線)と対象オブジェクトの交点を計算して、そこにmarkオブジェクトを置きます。そのmarkオブジェクトと対象オブジェクトをjointで繋ぎます。
ドラッグしたら、markオブジェクトをマウスの動きに応じて移動します。(この辺りにコツがあるのですが、、、細かい点はソースをみて欲しいです。)そうすると、markオブジェクトに引きずられて対象オブジェクトが移動するのです。
点と点をjointでつないでいるので、対象オブジェクトをマウスでつかんだ点を持っているような感覚が表現できます。PointerDragBehaviorを素朴に使うと、その辺り、動きが変なのですよね。
See the Pen babylon drag test v7 by mizukoshi akiya (@akiyah) on CodePen.
jointを作る時に、BABYLON.PhysicsJoint.PointToPointJointを使ったのですが、この時のパラメーターとしてmaxForceを小さめにして指定しています。こうしないとマウスでドラッグした瞬間に対象オブジェクトがブルっと震えて隣り合ったオブジェクトを弾き飛ばすと言う振る舞いをしてしまったんですよね。詳細な振る舞いはわかっていないのですが、今のところmaxForceを小さめにしておけば良いので、保留にしています。(maxForceを小さめにすることで動きがちょっと悪くなるのですが、それはトレードオフとして今は目をつぶっています。)
ひとまずここまででBabylon.jsのドラッグ&ドロップは一区切りにしようと思っていましたが、テンセグリティに応用する時に二つのポインターを扱うという欲望も出てきてしまったので、もうちょっとやってみます。