テンセグリティ方程式

3本のテンセグリティがどういう形をしているのか知りたくて、方程式を作って解いてみました。

今回は、上下の正三角形は固定で、棒の長さも固定で、ねじれの角度θが動くときにゴムの長さxが決まるという条件で考えます。xが最小になるのが安定しているテンセグリティであると考えて、xを最小とするθを求めてみました。

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ここまでが問題設定で、

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これが解答です。θ=5/6πです。

解いてみるとびっくり。棒の長さにはよらないし、θ=5/6π=150°というキリの良い数字が出てきました。

 

実際のテンセグリティを真上から見てみると、、、

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あんまり正確には作れていないのですが、理論値となんとなく合っている様に感じます。

今回はテンセグリティが成立した場合のねじれの角度を求めたのですが、次回は美しいテンセグリティになるパラメーターを求めようと思います。

ホワイトライノⅡを見学してきた

10月27日に東京大学柏キャンパス一般公開2017に行って、テンセグリティ建築『ホワイトライノⅡ』を見学してきました。ずっとみたかったホワイトライノの内部を見ることが出来て感動です!

 

外から見た様子

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中の様子

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ホワイトライノⅡの2つの柱はそれぞれテンセグリティです。写真の手前は5本のテンセグリティで、奥は3本のテンセグリティを積み重ねたテンセグリティタワーです。

ホワイトライノⅡの中は休憩所にもなっていて、実際に使われている建築物であることを知ることが出来てよかったです。公開日だけでなく普段からいろいろ使われているようですね。

 

テンセグリティタワー

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3本のテンセグリティを組み合わせたテンセグリティタワーですが、実は地面に対して垂直な棒が追加されています。建築としての強度を高めるためにいろいろ工夫がなされているようです。

 

3本のテンセグリティの模型

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通常の3本のテンセグリティは縦のワイヤーは3本なのですが、建築として使うためにグラグラしないように、さらにワイヤーを3本追加していると説明をされていました。触ってみたのですが、ワイヤーを追加したら上から手で押してもびくともしなくなりましたよ。

 

模型のワイヤーを調整する工夫

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ワイヤーを緩みなく調整する工夫がとても勉強になりました。ターンバックルという金具を使っている模型もあったのですが、もっと簡単に、写真のようにネジとナットを使っているものがありました。なるほどー。

 

私はテンセグリティをアート、インテリア、オモチャとしてとらえているのですが、建築として扱っている方の考え方を聞けてとてもおもしろかったです。模型の工夫はいつか使えそうな気がしています。また機会があったら行ってみたいな!(テンセグリティ以外の研究発表も面白そうなのが多かったので、また来年の公開日に行ってみようかな)

豊島区の第49回区民作品展にテンセグリティを展示しました

akiyah.hatenablog.com

この続きです。

二日目である土曜日に家族で展示を見てきました。

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入り口正面の近くに展示してもらえました。

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手書きの説明も置いてもらえていたので、見ている人もちょいちょい触っていました。嬉しいです。

奥に見えているのは奥さんの作品である糸かけ曼荼羅です。

次の区民作品展はいつなのか、知らないのですが、また作品を出したいと思っています。

最近作っている小さいテンセグリティ

最近は大きい方だけでなく、小さいテンセグリティも作っています。

 

 

 

 

材料は貴和製作所で探したりしています。

www.kiwaseisakujo.jp

 

豊島区の区民作品展にテンセグリティを展示します

豊島区の区民作品展に、前回に引き続き応募してテンセグリティを出しました。

12月1日(金)〜12月3日(日)なので近くの方はぜひどうぞ。


前回の様子はこうでした。

akiyah.hatenablog.com

展示の状態は実際に行ってみないとわからないのですが、準備中の状態はこんな感じだったそうです。

今回は、同じ構造で棒の長さを2倍(30cm→60cm)にしたので、全体も2倍になりました。持っていくのが大変でした。

雨の予報だったので、この大きいテンセグリティが入るビニール袋を探して入れて持って行ったのでした。  入ってよかった。

サニパック エコノプラス特大300L相当 E10

サニパック エコノプラス特大300L相当 E10

 

展示している姿は土曜日か日曜日に見に行きますので、また報告しますね。 

ポルシェのオープンカーを借りてピットインした

9月から働いているビジネスバンクグループという会社では、四半期の最終営業日が特別休暇日になる『ピットイン』という制度があります。

bbank.jp

このタイミングにあわせて、奥さんとドライブに行くことにしました。うちはクルマを持っていないので、ドライブに行きたいときはいつもレンタカーを借りています。

今回はオープンカーを借りてみようと思い立って、一週間前くらいからちょいちょい検索して探していました。どうやらアースカーというカーシェアのサービスでポルシェのオープンカーが借りられるとわかり、会員登録して借りてみましたよ。f:id:Akiyah:20170929095654j:plain

www.earthcar.co.jp

27日の夜にwebで会員登録の手続きをして、28日の朝に電話での認証をして完了しました。事前に借りるクルマは決めていたけど、予約が開いている時間はログインしないとわからなかったので、28日に翌日(29日)の予約状況をみて、10:00-16:00の6時間を予約しました。

クルマは渋谷マークシティの駐車場に止まっているので、当日(29日)はそこまで電車で行きました。初回利用なのでSuicaをクルマに登録してロックを解除し、あとはクルマの中にあるキーを使ってエンジンをかけて運転するだけ。やってみると簡単でした。

オープンカーに乗る、というのが目的だったので、早速屋根を開けようとして、やり方がわからない。。。クルマの取扱説明書を読んでやっとわかりました。屋根のロックを外してから運転席と助手席の間のボタンを押し続けるだけ。 ただ、屋根を開けていると結構日差しが暑いのですね。ドライブの1/4くらいはオープンにして走ったかな。

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事前に決めていた目的地は海老名SAとベイブリッジで、どちらも無事いけました。追加目的地のレインボーブリッジは道を間違って経由できず。ビジネスバンクグループのある外苑前は通りかかることができました。返す時間がギリギリ間に合わなくて15分延長しました。延長手続きはログインしてボタン押すだけなので(予約が入っていなければ)簡単。アースカーというサービスのシステムは良く出来ているなと感心しました。

気になるお値段ですが、6時間で(保証もつけて)レンタル代で2.5万円くらい。後で気がついたのですがポルシェは高いようですね!時間の単位は15分単位なのでもっと安く借りることも出来ます。まあ、初回だからこれくらい払ってもいいかな。次からはもうちょっと値段も見てクルマを選んでみようかなと思います。

テンセグリティの作り方

うちにある一番大きいテンセグリティのゴムが劣化してきたので、思い切ってモビロンバンドで作り直しました。ついでに作り方をメモしておきます。

 

【作品】

 1辺60cmの棒を30本使ったテンセグリティ

 

【素材】

・10mmx20mmx600mmのバルサ材、30本

タウン・ドイト後楽園店で購入。

 

・カードリング、30x2=60個

アマゾンで見ると高いけど、100円ショップで買えました。12個入りを5袋分。

カードリング19mm 12個入り

カードリング19mm 12個入り

 

 

・モビロンバンド 折径150mm

30x3x2/2=90本必要。この袋には100本以上入っているので一袋で足ります。

 

【下準備】

バルサ材の棒の両端にドリルで細い穴を開けて、カードリングを通しておきます。

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30本もあるので穴を開けるのも一苦労です。

 

【作り方】

 まず、1本の棒の両端のカードリングにモビロンバンドを3本ずつ通します。

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その棒に、別の2本の棒の端を乗せます。互い違いになるように。

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そして、その状態でモビロンバンドをカードリングに通して繋げます。モビロンバンドは各カードリングに3本ずつ繋がるので、この段階で3本を通しておくと後で楽です。

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この状態で30本のバルサ材の1本分が完成です。

 

最初の1本目に追加した棒に注目して、同様に2本の棒を乗せてモビロンバンドでくっつけます。乗せる棒の向きを間違えないように!

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繰り返して、5角形になるようにします。

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ここから先は、ちょっと説明が難しいので、省略しちゃいます。1本の棒に2本の棒を互い違いに乗せてモビロンバンドで繋げる、という基本作業を繰り返すだけです。そうするとだんだん立体になって、最後に丸くなって出来上がりです。2時間くらいの作業時間ですかね。

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1辺60cmだけど、テンセグリティになると直径1mの球くらいの大きさになります。家に置いておくと十分すぎるくらい大きくて、邪魔になるので、注意です。

 

ちょっとだけ注意事項を。なんか気になっちゃうので、モビロンバンドはねじれないようにしておきましょう。下の写真はわざとねじったものですが、こうなると気になるものです(気にならなければ別にオーケー)

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ハッピーテンセグリティング!

 

追記(2017/08/23 9:11)

テンセグリティ30本のわかりやすい作り方 | 手作りなら、思いのママ。

ここの作り方も参考になります。