お風呂で〇〇する? 50代女子の常習率は想像以上に……
あいかわらずしらべぇは適当な分析をしていますね。ちょっと気が向いたのでチェックしてみます。
この調査の人数は、男女で1343名だそうです。そのうちで、「よくする」と答えた人は6.6%だそうです。
男女別だと、男性の「よくする」は8.8%で、女性の「よくする」は4.3%ですね。ここから一次方程式を作って解くと、男性は約686名、女性は約657名で、男性の「よくする」は約60名、女性の「よくする」は約28名になります。
年代別になると年代ごとの人数がわからないので、20代から60代までほぼ同じ人数だと仮定して表にしてみました。(インターネットの調査なので60代はもっと少ないと思います)
性別 | 年代 | 人数 | 「よくする」 | 割合 |
男 | 20代 | 138 | 21 | 15.2% |
30代 | 137 | 13 | 9.5% | |
40代 | 137 | 10 | 7.3% | |
50代 | 137 | 10 | 7.3% | |
60代 | 137 | 6 | 4.4% | |
女 | 20代 | 132 | 8 | 6.1% |
30代 | 132 | 6 | 4.5% | |
40代 | 131 | 6 | 4.6% | |
50代 | 131 | 7 | 5.3% | |
60代 | 131 | 1 | 0.8% |
しらべぇのデータとちょっとずれちゃいましたが、完全に合わせるのが難しかったのでご勘弁ください。(やりくりしようとして1人移動しても値が大きくずれちゃうのです)
しらべぇのタイトルでは20代女子の6.0%を他よりも高いとみなしてタイトルにまでしていますが、132名中の8名(6.1%)くらいだと信頼区間はどれくらいなのでしょうか。Rで計算してみます。
> binom.test(8, 132)
Exact binomial test
data: 8 and 132
number of successes = 8, number of trials = 132, p-value < 2.2e-16
alternative hypothesis: true probability of success is not equal to 0.5
95 percent confidence interval:
0.02652583 0.11592601
sample estimates:
probability of success
0.06060606
というわけで、信頼区間は0.02652583から0.11592601で、2.6%〜11.5%というところでしょうか。20代の6.0%も30代、40代の4.5%もどちらも差があるとは言えないですね!
そもそもしらべぇのグラフでも、20代女子と50代女子の差はごく小さくて有意な差は明らかに無いのに、20代女子だけを取り上げるのは恣意的でしょうね。
まあ、いいです。しらべぇはそういうメディアだし。。。こういう検算の楽しみを提供してくれていると思って、また気が向いたらチェックします。ちなみに、信頼区間を出して有意な差がないと言っちゃっていますが、正確には正しくないですね。検定した方が良かったです。
おまけ
これをみてRのコードを実行可能な形で貼り付けようとしたけど、対応していないようでした。残念。
県別平均寿命の推移を調べた
テレビをぼんやり見ていた時に、県別の平均寿命の推移、というようなことをやっていて気になっていたので調べてみました。
ちょっとググって参考にしたのはここ。
平均寿命と平均余命の違いなども勉強になりました。
データはここからダウンロードしました。
ここの図表データのダウンロードと書かれているリンクですね。その表2-1, 表2-2が今回使うものです。
Excelで開くとこんな感じで、ちょっと使いにくかったので、手作業で加工しました。(データを公開してくれているのは大変助かるけど、もうちょっと扱いやすい形式で公開してほしい。。。)
あとはTableau Publicで開くだけ。
このままだと重なりすぎててわかりにくいので、簡易表計算を使って各都道府県の昭和50年を基準としてそこからの差分をグラフにしました。こんなことが簡単にできるのはさすがTableauですね。
さて、分析の目的は明確ではなかったのですが、ここまでグラフにしてみると少し怪しい都道府県を見つけてしまいました。一つは沖縄県ですね。かつては男女ともに平均寿命が1位だったのですが伸びが弱まってきて順位を下げています。原因はなんなのでしょうか。
もう一つは、東京都です。昭和50年を基準にすると、平均寿命の伸びがもっとも低いし、それも他の県を引き離しているように見えます。(上に書いた沖縄県や、阪神・淡路大震災のときの兵庫県を除いて)。これも、原因はなんなんでしょうかね。
ここで書いた図はTableau Publicで公開しておきました。
なぜ人はビューっとできずにドボドボしちゃうのか
この記事を読んでそうだよなーと思いました。ペルソナを絞り切れない状態ですね。私が参加しているプロジェクトでもよくあった気がします。
私の頭の中のイメージでは、消防車から出ているホースが二股に分かれていて、ビューっと出して水を勢い良く飛ばしたいのに、もう一方に水が行っちゃってドボドボ垂れている状態です。伝わるかな?
こんな風にならないように、ひとつのプロジェクト(消防車)から出ているホースは一本にしましょう。 2つの火事を消すためにはホースを2本にするしかない!と思っちゃうけど、そういう時は消防車を2台連れてくればいいはず。
イラストはいらすとやさんからいただいたものを加工しました。
検索してみたら、二股のホースというものは売っているのですね。なにか使いみちがあるのでしょう。
PechatとMESH(動きタグ)をつかってしゃべるぬいぐるみを作った
Pechatというおもちゃを借りたので、少し遊んでみました。
これ、なかなかよくできています。今回はうちにあった指人形に入れて2歳の娘に渡して、スマホで遠隔操作してお喋りをすることができました。
スマホでセリフを選ぶのがちょっと手間で、適当にボタンを押してしまったり。操作が忙しくなっちゃうので歌をうたわせて間をもたせたり。もうちょっと改善してくれるともっと良くなりそうです。
どうやら、Pechatというデバイスは単なるBluetoothスピーカーであって、Pechatアプリから音声を流しているだけなのですね。なのでうっかりYouTubeを開いたりするとPechatから再生されてしまいます。注意です。ちなみに、PechatアプリはPechatからしか再生しない仕組みを入れているようなので、無料のアプリだけ利用することはできないみたいです。
で、前に買ったMESH(動きタグ)と連動させてみようと思いました。
MESH(動きタグ)が振動した時にスマホから音を鳴らす、というのは簡単にできます。何個かの音をランダムに鳴らすというのも下のようにすれば簡単にできます。
この状態でPechatをBluetoothスピーカーとして接続すれば、MESH(動きタグ)の振動でPechatが喋るようになります。あとは人形に入れて振るだけです。
ペチャットとMESH動きタグで、しゃべるぬいぐるみを作ってみた。 pic.twitter.com/n00hjNCfTt
— Akiya Mizukoshi (@Akiyah) 2017年6月4日
MESHもPechatもスマホありきのデバイスなのに、こうして連動させるとあたかもスマホがいらないように振舞ってくれて、ぬいぐるみが独立して動作しているようで楽しいです。(実際にはBluetoothでつながっている必要があるので、スマホ必須なのですが)
MESHにはスピーカータグはないので、PechatをMESH用のスピーカーにするのは良いアイデアだなと思いましたよ。Pechatは単独でも楽しいので普通に使うだけでもオススメですけどね。
週刊少年ジャンプ、週刊少年マガジン、週刊少年サンデーの作品の人気安定度
の続きです。このデータはみてて楽しいのでほんと感謝です。
前のエントリーでは週刊少年ジャンプだけを扱いましたが、週刊少年マガジンと週刊少年サンデーのデータもあったので、Tableauのユニオンを使ってくっつけて扱いました。
縦を人気(掲載位置の平均)、横を安定度(掲載位置の標準偏差)にして散布図を作りました。全部は数が多すぎるので、100話以上ある作品に限っています。
Tableauのウィンドウをすっごく拡大してとったスクリーンショットが下の画像です。
上に行くほど高人気で、右に行くほど安定しています。散布図として正の相関の傾向が見えますね。中央あたりに見える青い大きい丸が、「こちら葛飾区亀有公園前派出所」です。
右上の作品は、ずっと人気で安定していた名作です。拡大してみるとこんな感じ。
「ワンピース」はダントツですね。「おれは鉄平」、「一球さん」、「ハリスの旋風」、「金色のガッシュ!!」が続いていますが、私は知らない作品です。。。「DRAGON BALL」、「暗殺教室」も同じくらいの位置ですね。高人気の作品が安定しているのは当たり前で、ずっと人気があるから先頭近くに掲載されていたのでしょうね。
右下、つまり、不人気で安定している作品って、不思議ですよね。不人気なら続かないはずなのに。みてみると「もう、しませんから。」、「ピューと吹く!ジャガー」、「王様はロバ〜はったり帝国の逆襲〜」などです。実はこれらは人気作品で、雑誌の最後尾に固定して掲載されていた作品なんですよね。掲載位置が人気を表しているわけではない、という例ですね。でも全体の傾向からしたら外れ値みたいなものですね。
このデータを作る目的は、じつは一番不安定な作品を知ることでした。なので不安定作品を知るために左のほうを見てみると、「無用ノ介」、「あらし!三匹」、「ふたり鷹」と書いてあります(読んだことない)。その次はだいぶ上の方に「サーキットの狼」ですね。不安定なのに平均人気が高いというのはすごいです。これも読んだことないのですが、不安定&人気ぶりを知りたいので読んでみようかな。
私の一番好きな漫画である「SPACE ADVENTURE コブラ」もこの不安定&人気のあたりにいました。このへんは人によっては大好き、という作品が集まっているのかもしれません。上の張ったTableau Publicでは100回以上の作品のみを表示していますが、表示する最小連載回数を減らして全部表示することもできます。右上のテキストエリアにタイトルを入れると探してくれるので、自分の好きな作品を探して遊んでみてください。(Tableau Publicってこういう時便利!)