AgileJapan2017 【基調講演】 “モダンアジャイル”
AgileJapanに参加して、おめあての基調講演のモダンアジャイルを聞きました。
最近はアジャイルはバズワードっぽくてアジャイルの話をするとずれていることが多くて困っていたし、アジャイルソフトウェア開発宣言も「いままでのウォーターフォールとはちがう!」というアンチテーゼっぽさが気になっていたのでした。なのでモダンアジャイルというアイデアを聞いた時から期待していました。とくに心理的安全を聞きたかったのです。
で、聞いてみると、ソフトウェアに限っていたアジャイルソフトウェア開発宣言をソフトウェアに限らない領域に広げて、ユーザーのAWSOME!(すごい!)をいかに作るかを目指すのがモダンアジャイルなのかなと思いました。わかりやすい差分をまとめてみると、
という感じかなと。だいぶリーンスタートアップに近い印象を受けました。モダンアジャイルの4項目
- 人々を最高に輝かせる
- 安全を必須条件にする
- 高速に実験&学習する
- 継続的に価値を届ける
のうち、下の二つはリーンスタートアップぽいですよね。一方で、上の二つの、「関係する人々」や「安全」に注目しているのが今までのアジャイルの流れを汲み取っていますね。
Joshuaのプレゼンテーションは印象的な例が多くてとても面白かったです。そのうち一つを紹介しますね。
Joshuaには娘さんがいて、子供達は水風船の投げ合いで遊んでいるのだそうです。水風船バトルでは、水風船を準備するのが大変なんですよね。そこで、その娘さんにパパ(Joshua)が水風船をいっきに作れる商品をプレゼントしたのだそうです。
「パパ最高!(AWESOME!)」
となるわけですね。これですね。この商品はまさに「パパ最高!」を作るものなんですよね(gizmodeの紹介もそうなっていますね〜)。ちなみに、これ、うちでは去年買いましたよ。AWESOME済みです。
講演を聞いている人に、モダンアジャイルステッカーがプレゼントされました。
#agilejapan pic.twitter.com/MRoUsw8OUg
— Akiya Mizukoshi (@Akiyah) 2017年4月13日
そういえば以前こんなエントリーを書いていたことを思い出しました。
心理的安全は、2017年度の流行語の予感。今回の講演でも心理的安全についてもおしえてもらいましたが、また別のエントリーで。