最適テンセグリティ方程式(問題設定編)

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前に書いた記事で、 3本のテンセグリティのねじれの角度は{ \frac{5}{6}\pi = 150^\circ }であることがわかりました。この結果は棒の長さ(と三角形の大きさの関係)にはよらないこともわかりました。

それでは、棒の長さを固定して1とした時、三角形の1辺の長さ{ t }をどれくらいにしたら、一番美しいテンセグリティが作れるのか、というのが次の疑問です。

{ t }が大きければ三角形は大きくなりますがテンセグリティが潰れて低くなり、{ t }が小さければテンセグリティは高くなりますが三角形は小さくなり細長くなってしまいます。ちょうどいいバランスのテンセグリティというのは中くらいの{ t }にありそうです。

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テンセグリティの面白さの一つは棒の浮遊感であって、棒同士が離れていると美しく感じるという仮説を私は持っています。なので今回は、棒同士が一番離れているテンセグリティを作る{ t }を探そうと思います。

このエントリーではこの問題設定までにしておいて、次のエントリーでこの問題設定を数式で表してみます。