「横断歩道に人→車9割停止せず」らしい。
JAFってすごい。
交通マナーの実態を調べようと、JAFが初めて調査した。車の通行量や車線など条件が似た全国94カ所の信号機のない横断歩道で、今年8月15日~9月1日の日中、JAF職員が横断を試みた。その結果、歩行者が渡ろうとしている時に一時停止した車は1万26台のうち757台(7・6%)だった。
全国で実際に横断を試みて、 車が止まってくれたかどうか調査したのですね。
まあ書きたかったことはJAFってすごい、でおしまいなんですけど、おまけ&趣味で数値の検証をしておきましょう。全国の調査では10026台の車に対して一時停止した車は757台(7.6%)だそうです。で、山梨県では345台に対して8台(2.3%)で最低だったそうです。もしかして、全国どこでも実態は変わらないのにたまたま最低の数値が出たのが山梨だった、ということなのかどうか、統計的検定をすればわかります。
止まらない | 止まった | |
---|---|---|
山梨県 | 345-8=337 | 8 |
山梨県以外 | (10026-345)-(757-8)=8932 | 757-8=749 |
Rで以下のように実行しました
> chisq.test(matrix(c(337, 8, 8932, 749), ncol=2, byrow=T))
Pearson's Chi-squared test with Yates' continuity correction
data: matrix(c(337, 8, 8932, 749), ncol = 2, byrow = T)
X-squared = 13.244, df = 1, p-value = 0.0002735
優位水準を95%とすると、p値は0.05よりも小さいし、山梨県の低い数値が優位差があるというのは正しそうです。